【研究留学とは?】メリットとデメリット

こんにちは!Tommyです!

みなさんは“留学”と聞いてどのような生活を想像しますか?
授業?クラブ活動?ホームステイ?
今回この記事では、おそらくみなさんあまり馴染みがないと思われる研究留学について紹介します。

「留学をしたい気持ちはあるけれど、いったいどんな選択肢があるのかわからない!」「そもそも何をどう始めれば良いのかわからない」という方にとってこの記事がヒントになれば幸いです。特に「大学4年生~大学院生という比較的高学年」or「理系学生」で留学を検討している方の参考になるのではないかと思います。

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研究留学とは

研究留学とは、海外大学の研究室もしくは研究所に所属し、研究活動を行うことを指します。交換留学のようにクラスに出席することも、単位取得のためにテストやレポート執筆を行うこともありません(自主的にクラスに参加することは可能ですが、単位を取得することはできません)。つまり、やるべきことは研究!!ただそれだけです。通常は「Visiting Research Student」のような形で大学に席を置かしていただき、そこに所属する教授の指導を受けて研究を行います。ぼくは大学院修士課程二回生の6月から12月までの約半年間留学しました。

 

研究留学のメリット

留年しなくて済む(場合が多い)

大学4年~大学院では取るべき単位数をほぼ取りきっている、もしくは非常に少ない場合がほとんどなので、半年から一年程度の留学であれば、留年することなく留学することが可能です。しかしながら、これはゼミ・研究室の指導教官に大いに依存します。筆者の経験上、理解のある方ならばSkype等を用いて、留学中も指導教官と密に連絡することを条件に認めてくれる場合が多いようですが、中には全く認めてくれない方もいるでしょう。ちなみに僕の場合は二週間に一度Skypeで研究の進捗状況を報告、今後の方向性を打合せすること、留学前に修士論文の大枠を完成させておくこと、を条件に許可をいただきました。留年を伴わない研究留学を希望する方は、常日頃の生活から指導教官と信頼関係を気づいておくことが大事かもしれません。

 

留学先を全世界の全大学・研究所から選ぶことができる

通常交換留学では、学校が提携している大学から留学先を選ぶことになりますが、研究留学は異なります。基本的には全世界の全大学・研究所から留学先を選択することができます。つまり、学校は提携していないけれども〇〇大学の〇〇教授の下で研究がしたい!〇〇国に住んでみたい!という欲望を研究留学であれば叶えることができます。

 

厳密な英語スコアや成績が求められないことが多い

研究留学ではTOEFL何点以上、GDP何点以上という厳密な基準を課されないことが多いです。そのため留学をしたい気持ちはあるけれどもTOEFLが、、、GDPが、、、という問題がなくなります。たとえこれらの成績が思わしくなかったとしても、熱い気持ちを相手に伝えれば受け入れ許可を貰える可能性は十分にあります。

研究留学のデメリット

留学手続きをすべて自分で行う必要がある

交換留学とは異なり留学先の決定から宿泊先の手配、相手との交渉やビザの申請等すべての手続きを基本的に自分自身で行わなければなりません。ただでさえ慣れない英語での交渉や事前準備は想像以上に疲労感を誘発します。特に研究留学の際に必要なビザはTemporary research activity visaのように特殊なものが必要な場合が多く、その情報もネット上で見つけることが困難なため大変かもしれません。また基本的に大学寮に入ることができないため、自身でアパートメントやホームステイを探す必要があります。

 

無視されるもしくは受け入れを拒否されるケースも多いため心が折れそうになる

研究留学のメリットにおいて全世界から留学先を選択できる、と書きましたが当然これは相手方の許可があればの話です。全く知らない日本人学生のメールに律儀に返信してくれる大学教授は決して多くなく、無視されるケースが往々にして存在します。ちなみに僕の場合は論文を読んで会いたいと思った30人程度にメールを出して、返信率は10%ほどでした。この場合は指導教官の人脈に頼るという手が有効です。大学教授ともなれば海外に共同研究者や顔見知りの研究者が多数存在するため、お願いして受け入れ許可を貰うことができるかもしれません。

まとめ

このように研究留学には通常の交換留学にはないメリットがある一方でデメリットも存在します。しかしながら僕の経験上、留学は学生という若く多感な時期にこれまでとは全く異なる状況に己を置くことで、多くの示唆を得ることができるまたと無い機会です。TOEFLの厳密な成績が求められない等、留学のハードルも決して高くないので、まずは身近な人に相談するなどして行動してみてはいかがでしょうか!?

 

次回は具体的に筆者Tommyが行った準備の詳細、メールの書き方、奨学金情報、家の探し方、ビザ申請方法、現地での生活等を紹介していければと思います。
それではまた!

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