理系学生こそ留学すべき理由~そのメリットとは~

みなさんこんにちはTommyです!

本記事では、理系学生こそ留学すべき理由について少しお話しようと思います。
おそらく理系学生の中には「留学は自分には関係ない」「英語なんて勉強しても役に立たない」などなど考えている方もおられるのではないでしょうか。
実は僕もつい数年前まではその中の一人でした。
ですがそんな皆さんが考えている以上にそのメリットは大きいです。

本記事を見て、留学に全く興味のなかった理系学生がその意義を少しでも見出し、考えるきっかけになれば嬉しいです。

それではさっそく、私がこれまでに感じた理系学生こそ留学すべき理由を紹介していきます。

視野が何倍にも広がる

海外の暮らしや価値観を知ることは、今後の人生を考えるにあたって非常に大きな意味を持ちます。僕も海外滞在中に現地の人々の仕事に対する価値観や働き方に心底驚きました。
現在ネットでいくらでも情報は手に入るでしょうが、現地に飛び込んで生で聞く話と、そうでないものとでは実感や心への伝わり方が大きく異なるはずです。

僕も留学前は就職や人生について非常に偏狭な考えのもと判断を下してきましたが、留学を経験したことによって、より多様な視点から思考することが可能になったと感じています。

Tommy
実は僕が研究所で働くことになったきっかけも留学先での経験が影響で、自分が本当にやりたいことを考え直したからだったりします(笑)

ですので僕個人的には、留学の最大のメリットは英語でも専門科目の勉強でもなく、“多様な価値観に触れることで視野を広げることが出来る” ことにあるのではないかと思っています。
もちろんこれは理系学生に限ったことではありませんが、一度世界を直に見てみることで、これまで自分が判断基準としてきたものが如何に普遍的なものではないかを知ることが出来るのではないでしょうか。

効率的に語学習得できる

とはいえ、やはり特に英語圏への留学によって得られる英語力は魅力的です。
理系学生の中には「英語なんて将来使うのか?」と感じる方もおられるかもしれませんが、グローバル化した現代社会において、いくら理系職だとしても今後は英語を使う機会がどんどん増えていくと思われます。

私の職場の例(某研究所)を挙げると、論文の収集・執筆はもちろんのこと、共同研究者にはたいてい外国人がいますので打ち合わせはすべて英語で行います。
少なくとも今の若手世代(20代~30代)において、英語で躓いていては研究者として今後生きていくことはできません

つまり、英語ができればアドバンテージになる時代は既に終わり始めており、若いうちに英語への抵抗感を無くしておくことが今後重要であると思います。
この点において現地に飛び込んでしまえば、研究に打ち込みながら自然と語学力も鍛えることが出来ます

海外にネットワークを構築できる

留学先で必死に研究に取り組み、海外有名大学の先生から信頼を勝ち取ることが出来れば、そこからさまざまな人脈が一気に広がる可能性があります

「それの何がメリットなの?」と思う方もいるかもしれませんが、進学や就職先の選択肢の一つとして海外を現実的に考えることが可能となり、これは非常に大きなメリットとなりえます。
ここで若手研究者の例をお話ししましょう。博士号を取得後5年以内程度の若手研究者の日本国内における年収はおおよそ良くて400万円~500万円程度です。

一方 オーストラリアでは、厳しい競争に勝ち抜き、スカラーシップ付きポスドク(博士号取得後の研究職)ポジションを得られれば年収800万円~1000万円を超える場合も少なくありません。例えばニューサウスウェールズ大学のUNSW SCIENTIA FELLOWSHIPSは講義を担当することなく、研究専念の形態で年収約850万円+200万円の研究費となっています。

また大学院での学位取得においても、オーストラリアでは授業料や保険料の全額免除と年300万円~400万円程度の生活費を受けながら勉強できる場合が多いです。
もちろん物価が日本より高いということも影響していると思われますが、それ以上に世界中の優秀な人材を集め、積極的にサポートすることで次世代の研究者を育てようとする風土を現地で感じました。

当然上記のようなポジションは競争率が激しく、世界中から応募者が殺到しますが、応募先のボスと既に確固たる信頼関係を築いていれば自然と可能性が高まることは想像にたやすいでしょう。そして何よりネットワークを構築することで様々な情報が目に入り、国内に限定することなく、より多様な選択肢に触れることが出来ます

 


以上、本記事では理系学生こそ留学すべき理由についてお話ししました。
ここで書いたことは決して理系に限定されたことではありませんが、理系学生の中には、鼻から留学は自分には関係のないことと考えてしまっている傾向があると感じています。
それではもったいないです。理系学生の皆さんもぜひ一度留学について考えてみませんか

 

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